ブログ

  • ビタミンCは美容だけじゃない。体を支える大切な栄養素

    「ビタミンCはお肌にいい。」

    そんなイメージを持っている方は多いと思います。

    もちろん間違いではありません。

    でも、ビタミンCの働きはそれだけではないんです。

    今回は、40代以降だからこそ知っておきたいビタミンCについてご紹介します。

    コラーゲンを作るために欠かせない栄養素

    肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン。

    実は、コラーゲンはタンパク質だけでは作ることができません。

    ビタミンCが加わることで、丈夫なコラーゲンが作られます。

    コラーゲンは肌だけではなく、

    ・血管

    ・骨

    ・軟骨

    ・歯ぐき

    など、全身を支える大切な材料です。

    美容だけではなく、健康にも深く関わっている栄養素なんですね。

    鉄の吸収もサポート

    以前ご紹介した「鉄」の投稿でも触れましたが、植物性食品に含まれる鉄(非ヘム鉄)は吸収率があまり高くありません。

    そこで活躍するのがビタミンCです。

    ビタミンCは鉄を吸収しやすい形に変えてくれるため、

    ほうれん草とパプリカ、

    小松菜とキウイなど、

    一緒に食べることで効率よく栄養を取り入れることができます。

    栄養素は一つひとつが独立して働くのではなく、お互いに助け合っていることがよく分かります。

    「抗酸化作用」って何?

    最近よく耳にする「抗酸化」という言葉。

    私たちは呼吸をするだけでも活性酸素という物質を作っています。

    活性酸素は細菌やウイルスと戦うために必要なものですが、増えすぎると細胞を傷つける原因にもなります。

    ビタミンCには、その増えすぎた活性酸素から体を守る働きがあります。

    年齢を重ねると、紫外線やストレスなどの影響も受けやすくなるため、毎日の食事で補うことが大切です。

    ビタミンCを多く含む食品

    ビタミンCというとレモンを思い浮かべる方が多いかもしれません。

    実は、それ以上に多く含まれている食品もあります。

    例えば、

    ・赤パプリカ

    ・ブロッコリー

    ・キウイ

    ・いちご

    ・柿

    ・オレンジ

    などです。

    特別な食材ではなく、普段の食事にも取り入れやすいものばかりですね。

    完璧を目指さなくても大丈夫

    ここまで栄養シリーズを続けてきて感じるのは、「これだけ食べれば健康」という栄養素は一つもないということです。

    タンパク質、鉄、カルシウム、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群、そして今回のビタミンC。

    どれも体の中で役割が違い、お互いに支え合っています。

    だからこそ、毎日100点を目指す必要はありません。

    「今日は果物を一つ食べよう。」

    「サラダにブロッコリーを加えてみよう。」

    そんな小さな積み重ねが、5年後、10年後の健康につながっていくのだと思います。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    次回は**「ビタミンE」**についてご紹介します。

    ビタミンCと一緒に働く「抗酸化のパートナー」です。

    二つのビタミンがどのように体を守っているのか、一緒に学んでいきましょう。

  • 食べているのに疲れやすい…その理由はビタミンB群かもしれません

    「しっかり食べているのに疲れが抜けない。」

    「年齢のせいかな…。」

    40代以降になると、そんな声を耳にすることが増えてきます。

    もちろん疲れの原因は一つではありません。

    睡眠不足やストレス、運動不足など、さまざまな要因があります。

    でも実は、食べた栄養をうまく活かせていないことも、その一因になることがあります。

    そこで今回は「ビタミンB群」についてご紹介します。

    ビタミンB群はエネルギーを作るサポート役

    私たちは毎日、

    ご飯やパンなどの糖質、

    肉や魚などのタンパク質、

    油などの脂質を食べています。

    しかし、これらの栄養は食べただけでは体を動かすエネルギーにはなりません。

    その橋渡しをしてくれるのがビタミンB群です。

    ビタミンB群は、食べた栄養を細胞の中にある「ミトコンドリア」へ届け、エネルギーへ変える手助けをしています。

    以前ご紹介したミトコンドリアの投稿とも、実はつながっている内容なんです。

    ビタミンB群は8種類がチームで働いています

    ビタミンB群という名前ですが、実際は一つの栄養素ではありません。

    • ビタミンB1
    • ビタミンB2
    • ナイアシン(B3)
    • パントテン酸(B5)
    • ビタミンB6
    • ビオチン(B7)
    • 葉酸(B9)
    • ビタミンB12

    この8種類が、それぞれ役割を分担しながら働いています。

    そのため、「ビタミンB群」とまとめて呼ばれています。

    40代以降は特に意識したい栄養素

    年齢を重ねると、

    ・食事量が減る

    ・忙しくて食事が偏る

    ・疲れが抜けにくくなる

    そんな変化が起こることがあります。

    ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、体内にたくさん蓄えておくことができません。

    そのため、毎日の食事から少しずつ補うことが大切です。

    ビタミンB群を多く含む食品

    ビタミンB群は、特別な食品ではなく普段の食事にも多く含まれています。

    例えば、

    • 豚肉
    • 納豆
    • レバー
    • 玄米
    • バナナ

    などです。

    毎食完璧を目指す必要はありません。

    「今日は納豆を一品追加してみよう。」

    そんな積み重ねで十分だと思います。

    栄養は”食べること”より”活かすこと”

    ここまで、

    タンパク質やカルシウム、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛などをご紹介してきました。

    どれも大切な栄養素ですが、それだけでは十分ではありません。

    食べた栄養をしっかり活かす仕組みがあってこそ、体は本来の力を発揮できます。

    ビタミンB群は、その仕組みを支える「縁の下の力持ち」のような存在です。

    だからこそ、一つだけを意識するのではなく、毎日の食事全体のバランスを考えることが大切なのだと思います。

    最後までお読みいただきありがとうございます。

    次回は**「ビタミンC」**についてご紹介します。

    鉄の吸収を助けたり、コラーゲンづくりに欠かせなかったり、アンチエイジングにも深く関わる栄養素です。

  • 食物繊維は腸だけじゃない。40代から意識したい健康と美容の栄養素

    「食物繊維は便秘に良い。」

    そんなイメージを持っている方は多いと思います。

    もちろんそれも正解ですが、現在では食物繊維は腸だけではなく、血糖値やコレステロール、さらには美容や健康寿命にも関わる大切な栄養素として注目されています。

    食物繊維は、人の消化酵素では分解できない成分です。

    以前は「栄養にならないもの」と考えられていましたが、研究が進んだことで、私たちの健康を支える重要な役割を持つことが分かってきました。

    食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

    水溶性食物繊維は、水に溶けてゼリー状になり、糖の吸収をゆるやかにすることで血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールの改善をサポートしたりします。また、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きもあります。

    一方、不溶性食物繊維は水分を吸収して便のかさを増やし、腸を刺激することで便通を促します。また、有害物質を体の外へ排出する手助けもしてくれます。

    この2種類はどちらか一方だけではなく、バランスよく摂ることが大切です。

    40代以降になると、加齢や生活習慣の影響で腸の動きが少しずつ低下しやすくなります。

    その結果、便秘や腸内環境の乱れだけでなく、血糖値が上がりやすくなることもあります。

    だからこそ、毎日の食事で食物繊維を意識することが、将来の健康づくりにつながります。

    また、腸内環境が整うことで栄養を効率よく吸収しやすくなり、肌や髪に必要な栄養も届きやすくなります。

    食物繊維そのものが髪を作るわけではありませんが、美容を支える土台づくりとして、とても重要な役割を担っています。

    おすすめの食品は、もち麦、オートミール、納豆、海藻、きのこ、ごぼう、オクラ、りんごなどです。

    毎日の食事に少しずつ取り入れるだけでも十分です。

    そして、忘れてはいけないのが水分補給です。

    食物繊維だけを増やしても、水分が不足していると便が硬くなり、かえって便秘が悪化してしまうことがあります。

    水分も一緒に意識することで、食物繊維の働きをより活かすことができます。

    健康も美容も、一日で大きく変わるものではありません。

    毎日の小さな積み重ねが、5年後、10年後の自分の体をつくります。

    髪や肌をきれいに保つためにも、外側からのケアだけでなく、体の内側から整える習慣も大切にしていきましょう。

  • 髪だけじゃない。「亜鉛」が40代から大切な理由

    「最近、髪のハリやコシがなくなってきた。」

    「肌の調子がなんとなく悪い。」

    「爪が割れやすくなった。」

    年齢のせいかな…と思ってしまうこともありますが、その背景には栄養不足が関係している場合があります。

    その中でも、今回ご紹介するのが亜鉛です。

    亜鉛とは?

    亜鉛は体内で作ることができない「必須ミネラル」の一つです。

    体の中では約300種類以上の酵素の働きを助け、細胞の成長や修復、新陳代謝など、さまざまな働きを支えています。

    必要量は多くありませんが、不足すると全身に影響が現れやすい栄養素です。

    髪との関係

    髪の約80〜90%は「ケラチン」というタンパク質でできています。

    しかし、タンパク質を食べただけでは丈夫な髪は作れません。

    亜鉛は、このケラチンを合成するために欠かせない栄養素です。

    不足すると、

    ・髪が細くなる

    ・ハリやコシがなくなる

    ・抜け毛が増えやすくなる

    などの原因の一つになることがあります。

    もちろん薄毛や抜け毛は、ホルモンや血流、睡眠、ストレスなど複数の要因が関係しますが、栄養状態を整えることは土台づくりとしてとても大切です。

    肌や爪にも欠かせません

    亜鉛は細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)にも関わっています。

    そのため、

    ・肌荒れ

    ・傷が治りにくい

    ・爪が割れやすい

    といった症状にも影響することがあります。

    髪だけでなく、「見た目の若々しさ」を支える栄養素ともいえるでしょう。

    味覚や免疫にも関係

    亜鉛は味を感じる細胞の働きや、免疫細胞の働きにも関わっています。

    不足すると味覚が鈍くなり、食欲が落ちることがあります。

    また、免疫機能の維持にも重要な役割を果たしているため、毎日の体調管理にも欠かせません。

    不足しやすい人

    次のような方は亜鉛不足になりやすい傾向があります。

    ・偏った食事が多い

    ・ダイエット中

    ・加工食品を食べる機会が多い

    ・お酒をよく飲む

    ・加齢により食事量や吸収力が低下している

    40代以降は食事量が減る方も多く、知らないうちに不足しているケースも少なくありません。

    多く含まれる食品

    亜鉛は次のような食品に多く含まれています。

    ・牡蠣

    ・牛赤身肉

    ・豚レバー

    ・卵

    ・チーズ

    ・納豆

    ・かぼちゃの種

    特別な食品だけを食べる必要はありません。

    毎日の食事の中で、さまざまな食材を組み合わせることが大切です。

    効率よく摂るポイント

    亜鉛はタンパク質を含む食品と一緒に摂ることで、体づくりに役立ちます。

    また、野菜や果物も組み合わせ、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。

    一方で、加工食品ばかりに偏った食生活は、栄養バランスを崩しやすくなるため注意が必要です。

    まとめ

    髪はもちろん、肌や爪、味覚、免疫など、亜鉛は私たちの健康と美容を支える大切なミネラルです。

    美容室では髪を整えることはできますが、髪を作る材料は毎日の食事です。

    だからこそ、私たちは外側だけでなく、内側からのケアも大切にしたいと考えています。

    今日の食事が、半年後、一年後の髪や肌につながります。

    できることから少しずつ。

    未来の自分のために、毎日の栄養を意識してみてはいかがでしょうか。

  • 本当に食事だけで必要な栄養は摂れる?AIに検証してもらいました。

    最近、栄養について勉強を続けています。

    タンパク質、鉄、カルシウム、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛…。

    一つひとつ学んでいくと、どれも体にとって大切な栄養素だということが分かります。

    そこで、ふと思いました。

    「これ、本当に全部食事だけで摂れるのだろうか?」

    そんな疑問から、今回は少し実験をしてみました。

    AIに、50歳女性を想定した1日の献立を考えてもらったのです。

    条件はシンプルです。

    サプリメントは使わず、一般的なスーパーで購入できる食材だけ。

    さらに調味料や油も含めて、これまで勉強してきた栄養素をできるだけ満たす献立を作ってもらいました。

    結果は予想以上でした。

    必要な栄養素は、かなり満たすことができました。

    しかし、その献立を見て驚きました。

    魚は毎日しっかり食べる。

    野菜もたっぷり。

    豆製品、海藻、きのこ、果物、ナッツ…。

    さらに副菜も複数必要です。

    一品一品を見ると特別な料理ではありません。

    でも、全部を一日に並べると「これだけの品数を毎日続けるのは大変だな」と感じました。

    栄養学では「バランスよく食べましょう」とよく言われます。

    もちろん、それはとても大切なことです。

    でも現実には、仕事や家事で忙しい毎日の中、毎食100点の食事を続けるのは簡単ではありません。

    だから私は、この実験をして少し安心しました。

    100点を目指さなくてもいい。

    大切なのは、昨日より少しだけ良くすること。

    例えば、今日は納豆を一品増やしてみる。

    味噌汁にわかめやきのこを入れてみる。

    いつものご飯をもち麦ご飯にしてみる。

    そんな小さな積み重ねでも、未来の自分への投資になります。

    今回、もう一つ面白いと感じたことがあります。

    それは、AIは万能ではないということです。

    AIは栄養価を計算し、献立を提案することは得意です。

    でも、その献立が生活スタイルに合っているのか、毎日続けられるのか、好き嫌いや予算に合うのかまでは判断できません。

    だから私は、AIは「答えを出す存在」ではなく、「一緒に考えるための道具」だと思っています。

    今回の献立も正解ではありません。

    あくまで一つの例です。

    年齢や体格、活動量、持病などによって必要な栄養量は変わります。

    それでも、「実際に全部満たそうとすると、これくらいの食事になるんだ」ということを知るだけでも、十分に意味があると感じました。

    アンチエイジングは、特別なことを始めることではありません。

    毎日を100点で過ごすことでもありません。

    昨日より少しだけ意識してみる。

    一品増やしてみる。

    その積み重ねが、5年後、10年後の自分の健康や髪、肌につながっていく。

    私はこれからも、お客様と一緒に学びながら、無理なく続けられるアンチエイジングをお伝えしていきたいと思っています。

  • マグネシウムは「縁の下の力持ち」。実は見落とされがちな大切な栄養素です。

    カルシウムは骨に大切。

    これは多くの方が知っていると思います。

    では、マグネシウムはどうでしょうか。

    名前は聞いたことがあっても、どんな働きをしているのかは意外と知られていません。

    でも実は、マグネシウムは体の中でとても重要な役割を担っています。

    骨や歯をつくることはもちろん、筋肉や神経の働きを支えたり、エネルギーをつくる働きにも関わっています。

    さらに、体内では300種類以上の酵素反応に関わることが分かっています。

    これだけ聞くと、「そんなに大切な栄養素だったの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

    私が特に知っていただきたいのは、カルシウムとの関係です。

    カルシウムだけを意識していても、マグネシウムとのバランスが崩れてしまうと、本来の働きを十分に発揮できないことがあります。

    この二つは競争する栄養素ではなく、お互いに支え合う存在です。

    だから私は、「カルシウムだけを頑張って摂る」のではなく、「マグネシウムも一緒に意識する」という考え方が大切だと思っています。

    40代以降は食生活の変化や加齢によって、必要な栄養素が不足しやすくなります。

    マグネシウムが不足すると、筋肉や神経の働きだけでなく、骨の健康にも影響することがあります。

    もちろん、「マグネシウムだけ摂れば大丈夫」という話ではありません。

    これまでお伝えしてきた鉄やタンパク質、カルシウム、ビタミンD、亜鉛なども、それぞれが支え合いながら働いています。

    体は一つの栄養素だけでできているわけではありません。

    だからこそ、毎日の食事で少しずつ、バランスよく摂ることが何より大切です。

    マグネシウムは、ナッツ類や海藻類、大豆製品、ほうれん草、ココア、玄米などに多く含まれています。

    特別な食品を探す必要はありません。

    普段の食事に少しずつ取り入れるだけでも十分です。

    美容室では髪をきれいに整えることはできます。

    でも、その髪を育てる土台や、健康な体を支えるのは毎日の生活習慣です。

    アンチエイジングは特別なことを始めることではありません。

    毎日の積み重ねが、5年後、10年後の自分をつくっていきます。

    だから私は、髪だけではなく、体の内側からの健康についても、これからも分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

  • カルシウムだけでは足りません。ビタミンDが健康を支える理由

    「骨にはカルシウム。」

    これは多くの方が知っていることだと思います。

    もちろん間違いではありません。

    でも、カルシウムだけを頑張って摂っていても、実は十分ではありません。

    そこで大切になるのがビタミンDです。

    ビタミンDは、食事から摂ったカルシウムを腸で吸収しやすくし、骨まで届ける働きをしています。

    例えるなら、カルシウムが「材料」だとしたら、ビタミンDはその材料を必要な場所まで運んで活かしてくれる存在です。

    だから私は、この二つは必ずセットで考えてほしいと思っています。

    40代以降になると、女性ホルモンの変化によって骨密度は少しずつ低下していきます。

    さらに筋力も以前より落ちやすくなります。

    転びやすくなる、疲れやすくなるといった変化も、筋肉や骨の状態が関係していることがあります。

    ビタミンDは骨だけではなく、筋肉の働きや免疫機能にも関わることが分かっています。

    だから「骨の栄養」とだけ考えるのは少しもったいないかもしれません。

    では、どうすればいいのでしょうか。

    ビタミンDは、鮭やサバ、イワシなどの魚類、卵、きのこ類などに多く含まれています。

    そしてもう一つ、体には食事以外でビタミンDをつくる方法があります。

    それが日光です。

    紫外線を浴びることで皮膚の中でビタミンDが作られます。

    とはいえ、長時間日焼けをする必要はありません。

    季節や地域、肌質によって必要な時間は変わりますが、普段の生活の中で無理のない範囲で太陽の光を浴びることも大切です。

    最近は紫外線対策が当たり前になり、とても良いことだと思います。

    一方で、極端に日光を避ける生活が続くと、ビタミンDが不足しやすくなることもあります。

    何事もバランスですね。

    アンチエイジングというと、高価な化粧品や特別なケアを思い浮かべる方も多いかもしれません。

    でも、私は毎日の食事や生活習慣の積み重ねこそが、5年後、10年後の自分をつくると考えています。

    鉄、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、そしてビタミンD。

    どれか一つだけが特別なのではなく、それぞれが支え合って働いています。

    美容室で髪をきれいにすることはできます。

    でも、その髪をつくる材料や、健康な体を支える土台は毎日の生活の中にあります。

    これからも、髪だけではなく、体の内側からのアンチエイジングについても、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

  • カルシウムは骨だけの栄養ではありません

    「カルシウムを摂りましょう。」

    一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。

    しかし、多くの方が「カルシウム=骨のための栄養」と考えています。

    もちろん、それは間違いではありません。

    体内にあるカルシウムの約99%は骨や歯に存在し、丈夫な骨格を維持するために欠かせないミネラルです。

    ですが、残り約1%のカルシウムが、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っています。

    その1%は、筋肉を動かし、神経で情報を伝え、心臓を規則正しく動かし、生命活動を支えるために24時間働き続けています。

    たった1%と思うかもしれませんが、このわずかな量が保たれなくなると、体は正常に機能することができません。

    そのため、血液中のカルシウム濃度は一定に保たれるよう、体は巧みに調整しています。

    もし血液中のカルシウムが不足すると、体は骨に蓄えられたカルシウムを取り出して補います。

    つまり骨は、カルシウムを蓄える「貯蔵庫」のような存在なのです。

    一時的に不足した分を補うためには必要な仕組みですが、この状態が長く続けば、骨に蓄えられていたカルシウムは少しずつ減っていきます。

    40代以降の女性は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで、骨を維持する力が弱くなります。

    そのため、若い頃と同じ食生活でも骨密度は徐々に低下しやすくなります。

    だからこそ、「カルシウムを毎日少しずつ摂る」という習慣がとても大切になります。

    カルシウムというと牛乳やヨーグルトを思い浮かべる方が多いですが、それだけではありません。

    小魚、豆腐、小松菜、ひじきなど、日本の食卓に馴染みのある食品にも多く含まれています。

    毎日の食事の中で、いろいろな食品からバランスよく摂ることが理想です。

    また、カルシウムは「摂れば終わり」という栄養素ではありません。

    体にしっかり取り込まれ、働くためには、ほかの栄養素との連携も重要になります。

    健康は、一つの栄養素だけで作られるものではありません。

    毎日の食事を少し意識することが、5年後、10年後の元気な体につながります。

    骨だけではなく、筋肉や神経、心臓など、毎日休むことなく働いている体を支えるためにも、カルシウムを意識した食生活を今日から始めてみてはいかがでしょうか。

  • 40代からは「タンパク質不足」が老化を加速させる?

    「髪にはタンパク質が大事。」

    これは美容室でもよく聞く言葉です。

    もちろん間違いではありません。

    でも私は、それだけでは少し説明が足りないと思っています。

    タンパク質は髪だけの栄養ではありません。

    肌、頭皮、筋肉、爪、内臓、酵素、ホルモンなど、私たちの体をつくる材料そのものです。

    つまり、髪だけ特別にタンパク質を使っているわけではなく、全身で必要とされている栄養素なんですね。

    だから40代以降は特に意識してほしいと考えています。

    年齢を重ねると食事量が少しずつ減ったり、肉よりも食べやすいものを選ぶ機会が増えたりします。

    さらに消化や吸収の力も若い頃と同じではありません。

    「ちゃんと食べているつもり。」

    実はこの”つもり”が、タンパク質不足につながっていることも少なくありません。

    ここで一つ知っておいてほしいことがあります。

    体は限られたタンパク質を使うとき、まず生命を維持することを優先します。

    心臓を動かすこと。

    呼吸をすること。

    内臓を働かせること。

    これらが最優先です。

    では髪や肌はどうでしょう。

    残念ながら優先順位は高くありません。

    そのため不足すると、髪のハリやコシがなくなったり、抜け毛が増えたり、肌の弾力が落ちたり、筋力が低下したりといった変化が少しずつ現れてきます。

    もちろん原因はタンパク質だけではありません。

    鉄やビタミン、ホルモン、自律神経など、いろいろな要素が関係しています。

    だから私は「これだけ食べれば大丈夫」という話はあまり好きではありません。

    大切なのは、体に必要な材料を毎日少しずつ届け続けることです。

    肉でも魚でも卵でも大豆製品でも構いません。

    毎食どこかでタンパク質を意識する。

    それだけでも5年後、10年後の髪や肌は変わってくる可能性があります。

    アンチエイジングは特別なことをすることではありません。

    毎日の積み重ねです。

    美容室でできることには限界があります。

    だからこそ私は、髪だけを見るのではなく、体の内側から考えるアンチエイジングもお伝えしていきたいと思っています

  • 髪にも肌にも必要?ミトコンドリアって何?

    最近、更年期や鉄、フェリチンについて勉強を続けています。

    その中で何度も出てきた言葉が「ミトコンドリア」。

    学生の頃に名前だけは聞いたことがありましたが、正直なところ、何をしているのかまでは知りませんでした。

    調べてみると、とても面白い存在だったんです。

    ミトコンドリアは「細胞のエネルギー工場」と呼ばれています。

    私たちの体は約30〜40兆個の細胞でできていると言われています。

    その一つひとつの細胞が働くために必要なエネルギーを作っているのがミトコンドリアです。

    エネルギーというと、運動するときだけ必要なイメージがありますよね。

    でも実際には違います。

    髪を作ること。

    肌が生まれ変わること。

    筋肉を動かすこと。

    脳で考えること。

    私たちの体は、生きているだけでも常にエネルギーを使っています。

    だから髪だけではなく、肌にも、体全体にもミトコンドリアは欠かせない存在なんですね。

    さらに勉強を進めると、年齢とともにミトコンドリアの働きは低下すると考えられていることも知りました。

    もちろん、老化の原因はミトコンドリアだけではありません。

    ですが、体が疲れやすくなったり、さまざまな変化の一因になる可能性があると言われています。

    そしてもう一つ、私自身が「なるほど」と思ったことがあります。

    ミトコンドリアは、何もないところからエネルギーを作れるわけではありません。

    鉄。

    タンパク質。

    ビタミンB群。

    こうした栄養素があって初めて働くことができます。

    最近、鉄やフェリチンについて勉強していたのも、ここにつながっていたんだと納得しました。

    美容師という仕事をしていると、どうしても髪だけを見がちです。

    でも勉強を続けるほど、「髪は体の一部」という言葉の意味を実感します。

    体が健康だからこそ、髪も肌も本来の力を発揮できる。

    だから私は、髪のことだけではなく、体の仕組みについても少しずつ学んでいます。

    もちろん、私もまだまだ勉強中です。

    学んだことを整理しながらアウトプットすることで、自分自身の理解も深まります。

    その内容が、お客様にとって少しでも役に立つ情報になれば嬉しいです。

    次回は、ミトコンドリアがエネルギーを作るために必要な「栄養素」について、もう少し掘り下げてみたいと思います。